ラジコンカー用ボディの塗装

【目次】

  1. 衝撃に強いポリカーボネート素材
  2. 塗装は内側から行う
  3. ポリカーボネート専用塗料を使う
  4. ボディカット用の工具が便利
  5. 塗装前には台所用の中性洗剤で洗浄
  6. 細かいエアロパーツなどを塗るときは
  7. スプレーは塗装面から30cm離して吹く
  8. スプレーは3~4回に分けて吹き付ける
  9. クオリティがぐっと上がる裏打ち塗装
  10. デカールを貼る前に外側の保護フィルムをはがす

塗装なんてやったことないから不安だなぁ~。博士!なんかいい方法ないか教えてよ!

 

慣れないと難しいかもしれんが、コツさえつかんでしまえば失敗することは少ないぞぃ。ポイントを教えるから試してみるがよいぞ。

 

衝撃に強いポリカーボネート素材

ポリカーボネート製のドリフトパッケージ用ボディ

ラジコンカー用のボディって透明なんだよね~

ポリカーボネートという素材でできておるぞ。内側から塗装するから、外側はピカピカに仕上げることができるんじゃ。

多くのラジコンカー用ボディはポリカーボネートという樹脂で成形されています。航空機の窓や防弾ガラスの一部にも使われている素材で、衝撃に強いのが大きな特徴です。ラジコンカーではこの耐衝撃性も重要で、クラッシュ時の衝撃からシャーシを守るバンパーとしての役割も持っています。

●ドリフト用ボディラインナップ

塗装は内側から行う

内側から塗装することで外側(見た目)はきれいに仕上がる

ポリカーボネート樹脂は透明度が高い素材なので、ボディの内側から塗装を行うことで、多少失敗しても外側はピカピカに仕上がります。ほとんどのラジコンカー用ポリカーボネイトボディは外側にマスキング代わりのビニールのフィルムが貼ってありますので、塗料が外側にかかったとしても、使用前にフィルムをはがすことできれいな外装にすることができます。

ポリカーボネート専用塗料を使う

ポリカーボネート樹脂は柔軟性があるので、乾燥した際に硬くなるラッカー系の塗料は衝撃などではがれやすくなってしまいます。ラジコンカー用にはポリカーボネート専用の塗料が発売されていて、樹脂との馴染みもよく、耐久性も十分です。

残念ながらヨコモからは塗料を発売していませんが、インターネット検索などでポリカーボネート用塗料と検索していただければ手軽なスプレー塗料を見つけることができます。

●ポリカーボネート用塗料

ボディカット用の工具が便利

便利な工具を使えば仕上がりもバッチリ

ほとんどのボディはポリカーボネートの薄い板を型に押し付けるようにして成形されていますが、余白の部分も成形されたまま販売されていますので、実際の使用時には余白を切り離す必要があります。ボディのカットにはややカーブのつけられた短い刃のボディ専用シザースが便利です。

ボディ専用シザースが用意できないときには、カッターでカットラインに筋を入れてから、そのラインを折るようにすることでも切り離すことが可能です。ただしカッターの刃は滑りやすいので、手を切らないように十分注意してください。

そのほかにもボディマウントの穴をきれいに開けることのできるボディリーマーも非常に便利です。

● YT-CS2 ヨコモ 曲線バサミ
● YT-BMRW ワークスレンチ ボディリーマー

塗装前には台所用の中性洗剤で洗浄

塗料スプレー買ってきたから早く塗ろうよ!

まぁそう焦るでない。始める前にしっかりと工程を確認して準備するのじゃ。

台所用の中性洗剤で油分を落とす

ボディには成形時の油脂などが残っていることがあるので、塗装前には中性洗剤を使用して塗装面を洗浄します。洗剤は食器用のものを使い、柔らかいスポンジなどで軽くこすり、洗剤をきれいに洗い流したら水分をぬぐい、風通しの良いところで十分に乾燥させましょう。

細かいエアロパーツなどを塗るときは

小さいパーツを塗装したら手まで塗っちゃった!てへへ。

割りばしに固定すれば塗りやすいし、乾かす時も便利じゃぞ。

割りばしなどを利用して取っ手を取り付ける

エアロパーツなどが別成形されている場合には、当然そのパーツも塗装する必要があります。小さなパーツは割りばしなどに貼り付けておくと、塗装時に手を汚さなくて済むでしょう。乾燥するときの置き方もこの時点で考えておかないと、塗装後に慌ててしまいますよ。

スプレーは塗装面から30cm離して吹く

スプレーはボディから30cmほど離して吹き付けるのが理想的

スプレーは一点に集中して吹き付けてしまうと塗料が流れやすいので、30cm程度離して吹き付けるのがベター。常にスプレーを動かしながら、全体にまんべんなく塗料がかかるように意識するといいです。

スプレーは3~4回に分けて吹き付ける

これ博士が塗装したんでしょ?全然薄くて向こうが透けちゃってるよ!

1回目の吹き付けは透けて見えるくらいに薄くていいんじゃよ。そのくらいの吹き付けを何度か繰り返したほうが、ムラ無くきれいに仕上がるんじゃ!

1回目の塗装後。まだまだ塗料が行きわたっていないが、これを何度か繰り返す

塗装ムラをできるだけ少なくするために、吹き付けは3~4回に分けて行いましょう。1回目の塗装は向こうが透ける程度に薄く、2回目で全体に塗料が載る程度に、3~4回目で塗装の厚みを増すように意識します。それぞれの塗装の間には十分な乾燥時間(3~4時間程度)を設けて、確実に前の塗料が乾いてから重ね塗りを行いましょう。

クオリティがぐっと上がる裏打ち塗装

お気に入りの色で塗装したんだけど、なんだか想像してたイメージと違うんだよねぇ~。

 

明るめのカラーは、裏側から白色などで”裏打ち塗装”というのを行うと、本来のカラーの発色になるぞぃ。

 
発色をよくする白の裏打ち塗装(左)と、さらにその白を隠すための黒の裏打ち塗装(右)

ボディカラーに薄めの色や明るい色を使うときは、そのカラーのさらに上(内側)に白色の塗料を塗り重ねることで、表面の発色がさらに良くなります。これは裏打ちと呼ばれるテクニックで、外側に塗装を行うプラモデルなどの下地処理と似ています。

また、内側に白色塗装を行った際は、実際にシャーシにボディを取り付けたときに窓から内側の白色が目立ってしまうので、さらに白色の上(内側)に黒の塗装を行うことで、車内が暗くなってリアリティが上がります。

デカールを貼る前に外側の保護フィルムをはがす

外側には保護フィルムが貼られているので、デカールを貼る前に保護フィルムを剥がす

塗装が終わったらボディにデカールを貼りつけてクオリティを高めますが、案外忘れがちなのが保護フィルム。もちろんこのフィルムをはがしてからデカールを貼りつけないと、あとでデカールごとはがれちゃいますよ。

ヨコモ公式サイト 通販サイト