リチウムポリマーバッテリーに関する質問

【目次】

  1. リチウムポリマーバッテリーのメリットは?
  2. バランス充電とはなんですか?また、なぜバランス充電が必要ですか?
  3. 接続コネクターとは別に出ているもう一つのコネクターは何のためについていますか?
  4. リポバッグって何?
  5. リチウムポリマーバッテリーの○○Cって何ですか?
  6. リチウムポリマーバッテリーの充電方法は?
  7. リチウムポリマーバッテリーの放電方法は?
  8. リチウムポリマーバッテリーの保管方法は?
  9. 再充電ができなくなった
  10. バッテリーを誤ってショートさせてしまったのですが、まだ使用可能ですか?
  11. バッテリーが膨らみましたが、使用はできますか?
  12. 使えなくなったリチウムポリマーバッテリーはどうやって廃棄すればいいですか?

リチウムポリマーバッテリーのメリットは?

最新のリチウムポリマーバッテリーは、 旧来のニッカドバッテリーや、ニッケル水素バッテリーと比較して、軽量、ハイパワー、大容量を実現しています。また、繰り返し使用した時に起こる劣化のひとつであるメモリー効果(使用できる容量が減ってしまう劣化現象)が少なく、長期間良い状態を維持できるのも魅力です。

バランス充電とはなんですか?また、なぜバランス充電が必要ですか?

一般的に、RCカー用途のリチウムポリマーバッテリーは2セル(※)構造ですが、充電と放電を繰り返しているうちに、セル間の電圧差が揃わなくなってきます。(電圧差が広がる)
この状態が進んでいくと、バッテリーの寿命が短くなったり、パワーが出にくくなったりします。 この、電圧差が生じている状態を充電しながら解消する事がバランス充電と呼ばれます。
※2セルとは、電池ケースの中にリチウムポリマーバッテリーが2個直列に接続された状態のバッテリーを言います。  1セルは3.7Vなので、2セルになると7.4Vの電圧になります。
模型用のリチウムポリマーバッテリーには、1セルから5セル程度までが使用されています。  携帯電話やスマートフォンに使用されているバッテリーも、1セルのリチウムポリマーバッテリーです。

接続コネクターとは別に出ているもう一つのコネクターは何のためについていますか?

これはバランスコネクターと呼ばれる物です。バランス充電機能を装備した充電器と接続することでバッテリー内の各セルの電圧を計測することが可能になり、バランス充電を行う際に使用します。

リポバッグって何?

リポバッグは充電中や保管時に、万が一のバッテリーの破裂や延焼の被害を最小限に防ぐための保管袋です。リチウムポリマーバッテリーに限らず、乾電池を含めたバッテリー製品は破損や取扱い方法の間違いなどの外的要因のほか、劣化などによる破損で、破裂や延焼などを起こす可能性があります。
特にリチウムポリマーバッテリーは内部に高密度の電力を蓄えますので、安全性を重視し万が一の時の被害を抑えるためにも、リポバッグの使用を必ず心がけください。

リチウムポリマーバッテリーの○○Cって何ですか?

バッテリーのラベルなどに記載されている〇〇Cという表記の数値はCレートと呼ばれ、バッテリー自体がどれくらいの電流を流す事が出来るかを表しています。Cレート表記数値が大きい程、大量の電流を消費するレース使用に適したバッテリーとなります。
4000mAh 30C 7.4V というバッテリーの場合
1C=4A
4A×30C=120A
となり、最大で120Aの電流を流す事が出来るという意味になります。
※1Cとは、そのバッテリーが1時間で充電終止電圧(満充電)、もしくは放電終止電圧(残容量無し)になるような充電電流を言います。
但し一般的にCレートの数値が大きくなると、自己放電(自然放電)の割合が高くなりがちで、保管しておく場合でも定期的に充電容量をチェックし、過放電にならないような管理が必要になります。

リチウムポリマーバッテリーの充電方法は?

基本的には、お使いになる充電器の使用説明書に従って、充電を行ってください。
リチウムポリマーバッテリーを充電する場合は、必ずリチウムポリマーバッテリー対応、もしくは専用と明記されている充電器をご使用下さい。

リチウムポリマーバッテリー充電のながれ ( 参考例: 7.4V 3500mAh の場合)

①充電器本体の電源を入れる
②充電を行うバッテリーのコネクター形状に対応した出力側コードを、充電器本体に接続する
③出力側コードとバッテリーのコネクターを接続する
④バッテリーのバランス充電コネクターを充電器本体もしくは、対応するバランスポートに接続する
⑤充電器の設定をリチウムポリマー ( Li-Po )のバランス充電モードに設定する
⑥バッテリーの情報を入力する (参考例の場合は 7.4Vなので2セル /  3500mAhなので3.5A )
⑦接続状態を再確認した後に、接続しているバッテリーをリポバッグに入れる ※重要
⑧充電設定を再確認した後に、充電器の充電開始ボタンを押す

※ 注意点 (必ず厳守してください)
バッテリーの充電中は充電器から目を離さずに、異常が認められた場合の対処ができるようにしてください。
必ず出力側コードを先に充電器本体に接続してから、バッテリー側のコネクターとの接続をしてください。
充電設定のアンペア数は必ず1C設定を守ってください。 高いアンペア数での充電はバッテリーの破損や劣化の原因となります。
充電終了後は逆にバッテリーのコネクターを出力側コードから外した後、充電器本体から出力側コードを外します。 (コードの取扱い順番を誤ると金属端子が触れてショートする恐れがあります)
バッテリーの取扱いには安全のためリポバッグを使用してください。

リチウムポリマーバッテリーの放電方法は?

ニッカドバッテリーやニッケル水素バッテリーのように、再充電前の残容量を放電する必要はございません。
リチウムポリマーバッテリーを充電する際は、バランス充電を行って下さい。(バランス充電とはなんですか?を参照下さい)

リチウムポリマーバッテリーの保管方法は?

バッテリーのラベルなどに表記されているバッテリー容量の概ね30%~50%程度の容量が残っている状態で、保管袋(リポバッグ等)に入れて、風通しが良く、火気の無い場所で保管してください。満充電の状態も良くありませんが、全く充電されていない状態で保管することも、過放電によるバッテリーの破損(使用不能)につながることがあります。
湿気の多い場所、ショートの心配のある場所、燃え易い物と一緒、またはそれらの近くに置いておく事は危険ですから絶対にしないで下さい。

再充電ができなくなった

リチウムポリマーバッテリーは一般的な乾電池等とは異なり、一定の電圧以上使用すると過放電という状態になって、その後の再使用ができなくなります。
※乾電池やニッカド、ニッケル水素バッテリーのように電力を使い切ることはできません

一度過放電を起こしてしまったバッテリーの復旧は大変危険ですので、必ず適切な処理を行った後に処分をしてください。
(使えなくなったリチウムポリマーバッテリーはどうやって廃棄すればいいですか? を参照ください。)

バッテリーを誤ってショートさせてしまったのですが、まだ使用可能ですか?

見た目の損傷が無くても、ショートしたときに内部破損が起こっていることが考えられます。ショートに限らず、リポモードでの充電が出来なくなった時、ハードケースが膨らんだり、割れた時には内部破損状態と考えて、以後の使用は絶対に行わないで下さい。破損したバッテリーは処分して下さい。

バッテリーが膨らみましたが、使用はできますか?

リチウムポリマーバッテリーは破損や劣化が進むと、バッテリーが膨らんだり液漏れなどを起こす事ことがあります。
膨らんだり液漏れを起こしているバッテリーは、すでに内部破損をしている状態ですので、安全のため以後の使用は行わず、適切な処理の後に処分をしてください。
(使えなくなったリチウムポリマーバッテリーはどうやって廃棄すればいいですか? を参照してください。)

使えなくなったリチウムポリマーバッテリーはどうやって廃棄すればいいですか?

使えなくなったバッテリーは、廃棄前に残っている電力を放電する必要がありますが、塩水の中に着けるのが最も簡単な方法です。
まずはリポバッテリーが入る大きさで500cc以上の水が入るガラス容器、ポリバケツ等に、塩水(水500gに対して塩10g、小さじ山盛り2杯分程度)を溶かし、その中にバッテリーを完全に浸してください。自然に放電が行われ、約2週間程度で完全に放電します。
電池機能が無くなり発火の危険が無い安全な状態にしてから廃棄して下さい。
※基本的にはバッテリー内部の電気を全て抜き去って、発火の危険性を無くしてから、不燃ごみ、もしくは可燃ごみとして捨てるようにしましょう。(各自治体によって、ごみの分類が異なりますので、自治体の指示に従ってください)
自治体で回収を行っていない場合は、ヨコモで処理致しますので、バッテリー機能を無くし、端子部をテープ等で絶縁した状態で、ヨコモアフターサービス部宛まで返送下さい。(弊社までの送料はお客様ご負担となりますのでご了承下さい)
※これらの作業は幼児、小児の手の届かない場所で行って下さい。

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